以前、ぶつけてしまい凹んでしまったボディーを自分で修理することにしました。
今回は低コストでできるホットボンド式と吸盤式を試したレポです。
ホットボンドとは?
別名、ホットメルト、グルーガンとも呼ばれ、裁縫やDIYに使われる熱で溶ける接着剤のことです。
状態確認
凹んだ状態は下の写真をご覧ください。
遠目からだと少しわかりずらいでしょうか。
もっと近くから、角度を変えて確認してみます。
これだとわかりやすいですね。
こういったボディーに凹みを確実に直すには、タイヤを外して、ホイールハウスの内張を剥がし、凹んだフェンダーを内側からハンマーで叩いて元に戻すことになるかと思います。
そこまで目立つ凹みではなかったので直すつもりはありませんでしたが、この度ホットボンドを使った補修方法を知ったので試すことにしました。
ホットボンド式の施工
大まかな流れ
ホットボンド式の施工の流れを確認しましょう
1.凹み部分の汚れを落とし、水分を拭き取る
2.凹んだ場所にホットボンドをつける
3.ホットスティックをくっつける、冷えるのを待つ
4.ホットスティックを引っ張り、凹みを直す
用意するもの
- ホットボンド
- 替えスティック
- 延長コード(必要に応じて)
材料費は1500円くらいだと思います。
準備
家庭用のコンセントが必要なので、適当家に近い適当な場所に移動します。
凹んだ部分を軽く水洗いします。
ちなみに、この凹みは当ててから1年半ほど経過しております。
凹み場所の中心にホットボンドを塗ります。
ホットスティックを押し付けます。
冷え固まるまでの時間はシビアではないので落ち着いて作業して大丈夫です。
固まるまで、1~2分待ちます。
引っ張ります。
剥がれてしまいました。
接着面積が足りないようです。
もう一度挑戦。次は広めに設置します。
スティックが切れてしまいました。
今度は接着とスティックの接合が不十分なようです。
もう一度挑戦。
次は、設置とスティックが強く接合するように、スティックを回しながら押し当てます。
さらに、一気に3本くっ付ける作戦に変更します。
冷えて硬くなるまで時間が少しかかります。
冷えたかどうかの目安としては、横に突き立てたホットボンドから手を離しても水平くらいになるまで。
それにしても、今日は涼しくて過ごしやすいので外での作業が楽です。
最高気温は29度ですが、身体が暑さに慣れてきているので、日々気温が下がっている時期は快適に過ごせます。
外でやらなければならない事は9月10月に限りますね。
さて、きっちりくっ付いたので一気に引っ張ります。
戻った!!
本当に戻るとは思わなくて一瞬固まってしまいました。
いろんな角度から確認してみます。
あれ、まだちょっと凹みが残っているような。
ホットボンドと黒い汚れのせいで分かりにくくなっているのでこれを除去。
ホットボンドは指でカリカリすれば剥がれます。
途中、換えホットスティックのパッケージを開ける際、ホッチキスの針で受傷した部分から唐突に血が出るなどアクシデントがありましたが、塗装を痛めることなくホットボンドの除去は完了しました。
いろんな角度から眺めてみる。
施工前後でこんなに違います。
上が直す前、下が直した後。
見るほど気になってきてしまいますので、気持ちを切り替えて今回はここまでに留めたいと思います。
道具の準備と片付けを除くと10分程度で完了しました。
吸盤式
この後、吸盤を使う方法を発見したのでこちらも試してみました。
ボディーの汚れを落とすのはホットボンド式と同じで、準備は引っ張るのに適した吸盤だけです。
たまたま家に風呂桶ホルダー(DAISO)があったのでこれを使います。
この吸盤を凹みが残っている部分につけてズッポンズッポンやります。
あまり手応えが感じられないので早急に見切りをつけます。
この凹みは吸盤の力では直らないでしょう。
引っ張った感覚では、ホットボンド3本の方がずっと強かったです。
吸盤式とホットボンド式の比較
- 手軽さ
吸盤式 > ホットボンド式
電源不要、低コストというとで吸盤式に軍配が上がります。
- 凹み部分の状態の影響
ホットボンド式 > 吸盤式
吸盤式は表面に深い傷があると真空状態を作れないのでホットボンド式に軍配が上がります。
- 塗装面への優しさ
吸盤式 > ホットボンド式
ホットボンドは吸盤式の1/4程度の接着面積でそれ以上の力をだせるので、その分塗装が剥がれるリスクは高いのでこういう結果に。
まとめると、吸盤式はホットボンド式より手軽に行える一方、引っ張り力はホットボンド式に敵わないので、まずは手軽にできる吸盤式を試してみて、どうしても直らない場合はホットボンド式を試すのが良いかと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。