なかねのblog

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風呂場の穴の補修をしたよ。目地止め剤での簡単な素人DIY

素人による目地止め剤を使って風呂場の穴を補修しました。けっこう簡単に出来るDIYです。

 

 

状態

ここ1ヶ月前から風呂場のパイプとタイルの間に穴が開き、排水パイプの外に水が流れ出ている状態になってしまいました。

 

排水パイプの下の構造を推測すると、下には水漏れ防止のトレーがあり、このトレーに排水のパイプがつながっているはずなので浸水はしないとは思います。

ただし、風呂の汚れが蓄積し、悪臭やハエ等の害虫の発生源になる可能性が高かったので補修することにしました。

 

準備

今回使った補修剤は「タイル目地60分なおし 白色200g」(日本ミラコン産業株式会社)です。

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中身は補修剤とビニール手袋2枚。

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後で分かりましたが、この手袋はすぐ破れるので、他のものを持っていたらそちらを使った方が良いと思います。

 

通常の目地止め剤は、施工後2日くらいは水をかけてはいけないのですが、この補修剤は、施工後1時間で水をかけても大丈夫なのだとか。

 

ただし、使える固さになるまでは3時間置く必要があるとのこと。

 

今回は床に施工するので3時間待つ必要がありますが、午前中に施工が終了すれば、その日のうちにお風呂を使えるようです。

 

これは大きなメリットです。

 

補修剤と洗剤以外に使った道具はこちら

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カッター(補修剤の袋を切る)

トレー(補修剤を練る。惣菜用のものを再利用)

ゴムヘラ(補修剤を施工するため。ダイソー)

ウェス(床の水分除去と、施工の仕上げ用)

マイナスドライバー(古い目地止め剤を除去)

 

 

施工前の下処理

施工前に、汚れやカビを除去する必要があるようです。

これをしないと密着が悪くなり、はがれ易くなります。

 

まずは洗剤で洗います。

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今回は床の目地止め剤も無くなってしまっているので、ついでに床の一部にも施工する予定です。

ブラシでタイルの間もこすって汚れを落とします。

 

次に、カビ取り洗剤で洗います。

特にカビは見当たりませんでしたが、通常の洗剤では除去できない汚れもあると思いますので、やって損はないでしょう。

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穴の様子を確認しました。

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マイナスドライバーで穴周辺を突いてみると簡単に崩れました。

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簡単に崩れる部分は出来るだけ除去し、軽く水で流します。

こういうときのために、桶に水を汲んでおくと作業性が良い。

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これで下処理は完了です。

 

施工

これから施工します。

補修剤を1/3ほど発泡スチロールのトレーに適量入れ、水を適量入れます。

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↓これだと緩すぎるので、補修剤を継ぎ足します。

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追い補修剤
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ちょうどいい硬さになりました。

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穴に補修剤を入れてみます。

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中に残った水分が出てきたり、排水溝の蓋のネジ山の隙間に入ってしまったりしました。

 

水分をもっとちゃんと拭き取り、ネジ山に入らないように注意しながら施工します。

(マスキングテープで保護しようとしましたが、微妙に残った水分で貼り付かなかった)

 

 

穴の補修は完了したので、床の目地止め剤が痩せてしまった分を補修します。

 

ここからゴムヘラが大活躍しました。

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ウェスで軽くふき取ってみて、目地にちゃんと入っていっているか確認します。

 

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ネジ山にも入ってない。多分。

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それなりに水分を除去したつもりですが、補修剤を入れると残った水分が上がってきて、補修剤が緩くなります。

固めに練ったほうが良さそう。↓このくらい

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水をもう数滴入れると一気に緩くなります。

慣れていないと、目地止め剤やセメントは水の加減が難しい。

後ちょっとかな?というくらいまで練ったら、数滴づつ水を足して調整することが出来るので、なんとでもなりますが。

 

 

 

想像していたより水分は邪魔なので、周囲に新聞紙を置き、それとなく水分除去!(少し施工した後に撮影)

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こういうときに新聞紙は活躍しますね。


 

 

 

 

再度目地止め剤を1/3ほど練り、床にべちゃべちゃと垂らし、ゴムヘラで伸ばしていきます。

このとき、タイルの隙間に練りこむようにすると、補修剤が入っていく感じがあります。

 

最後の1/3を練り、同じように施工しました。

 

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以前、プラスチックヘラで壁の目地の補修をやったことがありますが、ゴムヘラの方がずっと使いやすいと感じました。

 

緩く練ってしまうことを考慮して、補修剤をちょっとだけ残してフィニッシュ!

 

 

ではありません、タイル表面の余分な補修剤を取り除く必要があります。

 

説明書には「濡れた雑巾などで除去してください」とありますが、使い捨てを想定してウェスを用意したほうが良いでしょう。

 

拭いて、洗って、絞って、という手順を踏むのは作業性が悪すぎます。

 

濡れたウェスでタイル表面を拭くように、余分な補修剤を取り除きます。

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乾いたウェスでも大丈夫な気がします。(床に水分が多めに残っていたからかな?)

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拭き上げると、タイルと目地のコントラストがしっかりと出て、やった感が出ます。

 

 

1袋での施工面積は、およそ50cm×60cm。

これは目地の幅や深さにもよります。

(公式では、約4m(幅5mm×深さ5mm)施工できるとあります)

 

↓実際の施工終了の様子です。

排水溝から右下中心の、やや白くなっている部分です。

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これから3時間放置します。

 

ここまでで作業時間は2.5時間くらい。掃除の時間で1時間くらい使ったのでは?

 

施工から3時間経過したので爪楊枝で突いてみました。まだちょっと後が残る。

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5時間経過。まったく跡は残らない。この日は気温25℃くらいでしたが、このくらいの時間で完全硬化したようです。

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水を掛けても問題なし。

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これで害虫や悪臭問題への予防ができました!

副次的な効果として、タイルの隙間がなくなったことで歩きやすくなり、いいこと尽くめでした。

 

掃除を繰り返すとまた徐々に目地が痩せてくると思うので、そうしたら再度施工しようと思います。

 

また、硬化が早いので施工が難しいのかな?と思っていましたが、3回に分けて塗ることで問題なく施工ができました。

そして、施工した日に使えるため、風呂に入るときのために防水処理をする必要がないのが大変使い勝手がよいと感じました。

 

特にスキルも必要としない、難易度低いDIYですので、DIY初心者に最適ではないでしょうか。

 

今回は以上です!