某有名100円ショップで販売されているLEDライトを分解してみました。
こちらは庭に設置して、周囲が暗くなると自動で点灯するタイプのものです。
試しにソーラーパネルを下に向けて影にしてみました。
LEDライトが点灯しました。
光センサーを搭載しているのかな?とも思っていたのですがソーラーパネルでの発電が弱くなるとLEDに電流が流れる構造かなと思います。
以前、ホームセンターでこれと似たタイプのLEDライトを買ったことがありますが、そのときのお値段は398円でした。
サイズは100円ショップのほうが小さいですが、価格が圧倒的に安いのでこっちが欲しくなりますね。
さてさて、それでは分解していこうと思います。
ボディーの材質を確認します。
本体の黒い樹脂はポリプロピレン、透明なカバーはポリスチレンで出来ているようです。
一応、カバーの下部に銀色の反射板もついています。
皿タッピンを2本外します。
裏のカバーが外れました。
ツメなどはなく、ネジのみでの締結。
中には基板とバッテリーが入っていました。
上から見るとこんな感じ。基板はナベネジ一本で締結されています。
基板を外して裏側を確認します。
LEDとスイッチと抵抗とトランジスタかな?
バッテリーの固定方法を確認します。
1.ホットボンドでの固定(ピンク円部)と
2.接点のバネを固定する板金(赤矢印部)を内側に曲げての固定
上記2つでの固定です。1がメインで2は補助的な役割かと推測します。
私は特に2に注目しました。薄い板金に以下3つの役割を持たせていました。
1.接点のバネの土台
2.半田付けしやすい大きな接点
3.バッテリーのはずれ防止
一通り確認が終わったので、組み付けしなおそうかと思ったら裏のカバーが上手く入らず浮いてしまいます。
どうやら、位置決めのリブがあって、180度ずれて組み付けしてしまうとカバーが浮いてしまうようです。
上図の赤矢印がボディーのリブ、緑矢印がカバーの切り欠きです。
ただしこの構造だと、カバーに柔軟性があるため多少浮いていても組み付け出来てしまいます。その状態で外に設置すると雨などの水が浸入する危険性があります。
おそらく、ネジ締め作業を円滑に行うためのリブ&切り欠きかと思います。
これを避けるためには、2本のネジ穴を現在の180度ずれた位置関係から160度程度ずらした位置関係にすると良いかも知れません。
さて、無事に組みつけが完了したので、ちょっと改造します。
このように、なかなか明るいLEDライトですが、全集透明なので、外に設置すると私から見て奥方向に飛ぶ光は闇に消えていってしまいます。
駐車する際の目印に使おうと思っているので、周囲を明るく照らす必要はなく、LEDライトの位置が分かれば良いのです。
そこで、透明カバーの奥に白いシールを貼って反射板としました。
反射板の効果あり。反対側から見ると暗いですが、こちらから見るとLEDの存在感が高くなりました。
庭に設置してみました。
手前側の足元は明るく、奥側の足元は暗いことが確認できます。
初の分解&改造記事ですが、以前からこのような記事を書きたかったので大変有意義な時間でした。
それではまた。